ヴィトン買取はシリアル番号が鍵!真贋と価値を見極める方法
ルイ・ヴィトンのバッグや財布を売却する際、「シリアル番号」について聞かれたことはありませんか?「買ったのが昔すぎて、どこにあるかわからない…」「そもそもシリアル番号って何?」そんな疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
実は、ルイ・ヴィトンのシリアル番号は、その商品の「製造国」と「製造年月」を特定するための重要な情報であり、買取査定においても非常に重要な役割を果たします。しかし、これは「偽物か本物か」を判断するギャランティカード(保証書)ではありません。
今回は、ルイ・ヴィトンのシリアル番号の見つけ方から、それが買取価格にどう影響するのか、そして偽物との見分け方まで、専門的な視点から徹底的に解説します。あなたのヴィトンの価値を正しく理解し、安心して買取に臨むためのヒントを見つけましょう。
1. シリアル番号とは?ギャランティカードとの違い
多くのハイブランドがギャランティカードを発行する中、ルイ・ヴィトンはギャランティカードを発行していません。その代わりに、製品のどこかに刻印された**「シリアル番号」や「製造番号」**で、製造年と製造国を管理しています。
シリアル番号: 製品の製造国と製造年を表す、アルファベットと数字の組み合わせです。
ギャランティカード: 製品が正規品であることを証明するためのカード。ルイ・ヴィトンは発行していません。
シリアル番号は、あくまで製造情報を特定するためのものであり、単体で真贋を判断するものではありません。しかし、その番号の組み合わせや刻印されている場所、フォントなどが、本物であることの信憑性を高める重要な要素となります。
2. ヴィトン買取で重要なシリアル番号の見方
シリアル番号は、製造された年代によって規則性が異なります。
〇 1990年以降の製品
ほとんどの製品で、「アルファベット2桁+数字4桁」で構成されています。
アルファベット2桁: 製造国(工場)を表します。
例: France(フランス)は「SP」「VI」「AR」「MI」など、Spain(スペイン)は「CA」「LO」「GI」など。
数字4桁: 製造年月を表します。
例: 「0123」の場合、
1桁目と3桁目(0と2): 製造月(2月)
2桁目と4桁目(1と3): 製造年(2013年)
例: 「2050」の場合、
1桁目と3桁目(2と5): 製造週(25週目)
2桁目と4桁目(0と0): 製造年(2000年)
2007年以降は「製造週」が主流です。
〇 2021年以降の製品(最新モデル)
最新の製品には、シリアル番号の刻印がありません。代わりに、ICチップが内蔵されています。これは、スマートフォンなどでスキャンすることで、製造年や製造国、本物であることの証明が可能になるという、偽造防止の新しい仕組みです。
3. シリアル番号はどこにある?見つけ方のコツ
シリアル番号は、目立たない場所に刻印されていることがほとんどです。
バッグ:
内ポケットの裏地
ハンドルの付け根や付け根の裏側
ファスナーポケットの中
ショルダーストラップの裏側
財布・小物:
カード入れの裏側
小銭入れの内側
開閉部の折り目
見つけにくい場合は、ポケットの内側をひっくり返したり、ライトを当てて探してみましょう。
4. シリアル番号が買取価格に与える影響
シリアル番号は、以下の3つの点で買取価格に影響します。
製造年が新しいほど高価買取に:
新しいモデルであるほど、中古市場での需要が高く、高価買取が期待できます。シリアル番号から製造年を特定できるため、査定士は瞬時にその価値を判断します。
真贋判定の重要な手がかりに:
買取業者は、シリアル番号のフォントや刻印の仕方が本物と合致しているかを確認します。もし不自然な点があれば、入念な真贋チェックが行われることになります。
刻印があること自体が重要:
シリアル番号がない、あるいは不鮮明な場合、査定士は「偽物かもしれない」と判断せざるを得ません。しかし、経年劣化で刻印が薄れていることも多いため、必ずしも偽物というわけではありません。
まとめ:シリアル番号は「価値の証明」
ルイ・ヴィトンのシリアル番号は、ギャランティカードの代わりではありませんが、その製品の製造情報を証明する重要なものです。
買取に出す前に、お手持ちのヴィトンのシリアル番号がどこにあるのか、そして製造年はいつなのかを自分で確認しておくことで、より安心して買取業者に相談することができます。シリアル番号の有無と状態が、あなたのヴィトンの価値を正しく伝えるための重要な手がかりになることを覚えておきましょう。