ヴィトンを売る前に試して!誰でもできる簡単クリーニングで買取額をアップする方法
「もう使わないから、そろそろルイ・ヴィトンを売ろうかな…」
そう思ってバッグをクローゼットから出してみたら、「あれ?なんか汚れてる…」と気づくこと、ありませんか?
そんな時、「どうせ汚れてるから査定額は下がっちゃうだろうな…」と諦めるのは、ちょっと待ってください!
実は、たった数分でできる簡単なクリーニングをするだけで、査定士の印象が格段に良くなり、買取額がぐっとアップすることがあるんです。今回は、ルイ・ヴィトンの素材別に、誰でも簡単にできる魔法のクリーニング方法をご紹介します。
1. なぜ、クリーニングすると買取額が上がるの?
「多少の汚れなんて、査定士さんがプロなんだからわかってくれるでしょ?」
そう思う方もいるかもしれません。もちろん、プロは商品の状態を細かく見極めますが、汚れをそのままにしておくのは、まるで面接に寝癖がついたまま行くようなもの。
第一印象が大切: どんなに中身が素晴らしくても、第一印象が悪いと、どうしてもマイナスからのスタートになってしまいます。査定士も人間ですから、「大切に使われていたんだな」という印象は、自然と査定額にプラスに働きます。
お店の再販コストを抑える: 買い取ったお店は、商品をメンテナンスしてから次の人に売ります。自分で簡単なクリーニングをしておくことで、お店側の手間が省け、その分、買取額に還元される可能性があります。
2. 素材別!ヴィトンの簡単お手入れ方法
さあ、いよいよ実践編です。ルイ・ヴィトンに使われている代表的な素材ごとに、ご自宅でできる簡単なクリーニング方法を解説します。
① モノグラム・ダミエ(PVC素材)
多くのルイ・ヴィトン製品に使われている、耐久性の高いビニール素材(PVC)。この素材は水に強く、お手入れがしやすいのが特徴です。
準備するもの: 柔らかい布(メガネ拭きやマイクロファイバークロスがおすすめ)、中性洗剤を薄めた水
方法:
固く絞った濡れ布で、バッグの表面全体を優しく拭きます。
落ちにくい手垢や油汚れがある場合は、中性洗剤を薄めた水を少量つけ、布で優しくなでるように拭き取ります。
最後に乾いた布で全体をしっかり乾拭きしてください。水分が残っているとシミの原因になります。
注意点: PVC素材は丈夫ですが、強くこするとプリントが剥がれてしまう可能性があります。あくまで優しく、なでるように拭くのがポイントです。
② ヌメ革(ハンドルやトリミング部分)
モノグラムやダミエのバッグに必ずと言っていいほど使われているのが「ヌメ革」。使い込むほどに色が変化し、味わいが増すのが魅力ですが、その分シミや手垢がつきやすいデリケートな素材です。
準備するもの: 柔らかい布
方法:
乾拭きが基本! ヌメ革に水は大敵です。まずは乾いた柔らかい布で、優しく乾拭きしてホコリや手垢を取り除きます。
特に気になる手垢汚れは、消しゴム(字を消す白いタイプ)を試してみるのも一つの手です。ただし、強くこすりすぎると傷になるので、目立たない部分で試してから行ってください。
絶対にNG!:
水拭き: シミになり、状態が悪化する原因になります。
市販のレザークリーナー: ヌメ革は非常にデリケートなため、シミや変色の原因になることがあります。買取に出す前は、専門のクリーナーの使用は避けましょう。
③ 内側のホコリやゴミ
意外と見落としがちなのがバッグの内側。ホコリや髪の毛、お菓子のカスなどが溜まっていると、査定士の印象は一気に下がってしまいます。
準備するもの: 小型の掃除機、コロコロ(粘着クリーナー)、またはブラシ
方法:
まずはバッグを逆さにして、中の大きなゴミを取り除きます。
内側の隅にたまったホコリは、小型の掃除機やブラシで丁寧に吸い取ります。
内布の毛羽立ちや糸くずは、コロコロで優しく取り除くと綺麗になります。
3. これだけはやってはいけないNG行為
買取前のクリーニングで最も重要なのは、「無理をしないこと」です。以下の行為は、かえって査定額を下げてしまうリスクがあるので絶対に避けてください。
自己流の補色や修理: ヌメ革のシミを自分で塗って隠そうとしたり、破れた部分を無理やり縫ったりするのはNGです。一度手を加えると、正規品としての価値が大きく下がってしまいます。
香水や芳香剤で匂いを消そうとする: タバコやカビの匂いを隠そうと、香水をつけたり、芳香剤を置いたりする方がいますが、これは逆効果。複数の匂いが混ざり合い、より不快な匂いになってしまいます。風通しの良い場所で陰干しをして、自然な形で匂いを飛ばすようにしてください。
まとめ
買取前のクリーニングは、あくまで「見た目の印象を良くする」ことが目的です。
無理に汚れを落とそうとして、商品を傷つけることは避けてください。今回ご紹介した方法を試すだけでも、あなたのルイ・ヴィトンはきっと、査定士に「大切に使われていたんだな」と思ってもらえるはずです。
最後に、どんな状態でもルイ・ヴィトンは高い価値を持っています。まずは一度、気軽に査定に出してみてはいかがでしょうか。