年代別ヴィトン買取額の傾向とポイント|古いモデルでも高額査定になる理由
「昔買ったルイ・ヴィトンのバッグ、今いくらで売れるの?」
「古いモデルでも買取できる?」「人気の年代ってあるの?」
ヴィトン(Louis Vuitton)は、長い歴史を持つラグジュアリーブランドの中でも中古市場の価値が安定して高いブランドです。
実は「新しい=高く売れる」とは限らず、年代によって買取相場や人気が大きく変動します。
この記事では、年代別に見るヴィトンの買取傾向と高額査定のポイントを詳しく解説します。
古いヴィトンを手放す前にチェックしておきたい“価値を上げるコツ”も紹介します。
1. 1970〜1980年代|ヴィンテージブームで再注目
1970年代から80年代にかけて登場したモノグラムやエピ、スピーディなどの定番シリーズは、
現在「ヴィンテージヴィトン」として再ブームを迎えています。
▸ 特徴と相場傾向
- 
当時の職人技による作りの良さ・本革仕様が評価される
 - 
モノグラムキャンバスが経年変化で味わいを増す
 - 
多少の使用感があってもコレクター需要が高い
 
💰 買取相場目安:2〜8万円前後(状態良好なら10万円以上も)
▸ 高額査定ポイント
- 
シリアルナンバーや刻印が判別できる
 - 
持ち手のヌメ革が自然な色合い(濃すぎ・ベタつきは減額)
 - 
廃盤モデル(例:サックプラ、アルマPM旧型)
 
✔ コツ:リメイク素材としての需要もあるため、「古くても状態が良い」品は再評価されやすい。
2. 1990年代|ロゴブームと限定コレクションが高騰中
1990年代はヴィトンが世界的に大ブームを迎えた時代。
「モノグラム・ヴェルニ」「ダミエ」「ミニ・モノグラム」など、新素材の多様化が始まりました。
▸ 特徴と相場傾向
- 
限定コレクションやコラボモデルが続々登場
 - 
現在はY2Kファッション人気で再び注目
 - 
使用感が少ないアイテムはコレクターが高値で買い取る傾向
 
💰 買取相場目安:3〜15万円前後(限定デザインは20万円超も)
▸ 高額査定ポイント
- 
材質:ヴェルニ(エナメル素材)は変色の少ないものが◎
 - 
付属品(保存袋・箱・ギャランティカード)の有無で買取額が変動
 - 
モデル名が明確(例:ルーピング、マルリードラゴンヌなど)
 
✔ コツ:一時代前のデザインでも「当時のトレンド感」が今再評価されている。
3. 2000年代|コラボ&限定シリーズがプレミア化
この時期はマーク・ジェイコブス期の革新デザインが続出。
特に「モノグラム・マルチカラー」「チェリーブロッサム」「グラフィティ」などは今も大人気。
▸ 特徴と相場傾向
- 
ファッション性が高く、若年層にも再ブーム
 - 
コラボ品・限定色がプレミア価格で取引
 - 
使用感があっても希少モデルなら高値維持
 
💰 買取相場目安:5〜25万円(状態・コラボ内容により変動)
▸ 高額査定ポイント
- 
村上隆コラボ、スティーブン・スプラウスコラボなどは特に高騰
 - 
「LOUIS VUITTON PARIS」の刻印が鮮明
 - 
内側のベタつき・剥がれが少ない
 
✔ コツ:マルチカラーやグラフィティ柄は、海外コレクター市場でも人気が上昇中。
4. 2010年代以降|新素材と現行モデルの安定価格帯
近年のヴィトンは「モノグラム・エクリプス」「モノグラム・リバース」「アンプラント」など、
素材のバリエーションが豊富になりました。
▸ 特徴と相場傾向
- 
買取額は比較的安定しており、定価の50〜70%前後が相場
 - 
使用感や汚れが少ないほど高値維持
 - 
人気モデルは中古でもすぐ売れる
 
💰 買取相場目安:8〜30万円前後(ほぼ新品で40万円超も)
▸ 高額査定ポイント
- 
新作ライン(オンザゴー、ネヴァーフル、ポシェット・メティスなど)
 - 
ギャランティカード・箱・レシート完備
 - 
数量限定・販売終了モデル
 
✔ コツ:購入後すぐ売却する「リセール戦略」も有効。トレンド変化の早い時期は早めの査定が◎。
5. 年代を問わず買取価格を上げるコツ
ヴィトンの買取では、「状態+付属品+需要」が価格を大きく左右します。
年代に関係なく、次のポイントを意識すると高額査定が狙えます。
▸ ① クリーニング・メンテナンスをしてから持ち込む
表面のホコリや内側の汚れを軽く落とすだけでも査定印象がアップ。
専用クリーナーや柔らかい布で拭くだけでOK。
▸ ② 付属品をすべて揃える
箱・保存袋・鍵・ストラップ・レシートなどを一緒に出すことで、最大2〜3万円の査定差が出ることも。
▸ ③ 買取店を比較する
買取店ごとに得意ジャンルが違うため、複数社の無料査定を比較するのがおすすめ。
宅配査定・LINE査定を使えば、写真だけで手軽に価格がわかります。
6. 今、特に高く売れるヴィトンシリーズBEST5
- 
ネヴァーフル(Neverfull)
→ 高需要で相場安定。状態良好なら定価の7割近くも。 - 
ポシェット・メティス
→ リセール率が高く、現行でも高額取引多数。 - 
モノグラム・マルチカラー(村上隆コラボ)
→ 廃盤プレミア。国内外コレクターに人気。 - 
エピ・アルマ
→ 90年代復刻ブームで再評価中。 - 
モノグラム・エクリプス
→ メンズ需要が急上昇、買取額が安定。 
まとめ|「古い=安い」はもう古い。年代が価値を生む時代へ
ヴィトンの買取市場は、年代ごとに“価値の方向性”が違うのが特徴です。
| 年代 | 特徴 | 買取相場傾向 | 
|---|---|---|
| 1970〜80年代 | 職人技・ヴィンテージ人気 | 味わい重視で安定 | 
| 1990年代 | ロゴブーム・再ブレイク | 限定モデル高騰 | 
| 2000年代 | コラボ黄金期 | プレミア価格多数 | 
| 2010年代〜 | 現行モデル中心 | 高リセール・安定相場 | 
年代ごとの特徴を理解し、状態・付属品・人気モデルを意識するだけで、査定額は大きく変わります。
「古いから安い」と決めつけず、一度無料査定に出してみることが、思わぬ高額買取への第一歩です。