【完全版】おまとめローンの仕組みとメリット・デメリット|賢く借金を一本化して完済を目指す方法
「毎月の返済日がバラバラで管理が大変」「利息が高くて、払っても払っても元金が減らない」と悩んでいませんか?
複数の金融機関から借り入れがある場合、それらを一つに統合する**「おまとめローン」**が、現状を打破するための強力な手段となります。しかし、仕組みを正しく理解せずに利用すると、かえって支払い総額が増えてしまうリスクも潜んでいます。
この記事では、おまとめローンの仕組みから、利用するメリット・デメリット、審査に通るための対策、そして失敗しないための選び方までを詳しく解説します。
おまとめローンとは?借金を一本化する仕組み
おまとめローンとは、複数の消費者金融や銀行からの借り入れを、新しく契約する一つのローンで一括完済し、以後の返済をその新しい借入先に集約する商品のことです。
仕組みのイメージ
新規契約: A社(おまとめローン専用)と契約。
一括完済: A社が、あなたの現在の借入先(B社、C社、D社)に直接、またはあなたを通じて完済資金を支払います。
一本化: 以後は、A社に対してのみ毎月返済を行います。
おまとめローンを利用する4つのメリット
借金を一本化することで、精神的・経済的に大きな余裕が生まれる可能性があります。
1. 金利が下がり、総支払額を減らせる
一般的に、ローンの金利は借入額が大きくなるほど低く設定される傾向があります。複数の小口融資(高金利)を一つの大口融資(低金利)にまとめることで、毎月の利息負担を軽減できるのが最大の魅力です。
2. 毎月の返済額を軽減できる
返済期間を再設定することで、毎月の返済負担を抑えることが可能です。生活費を圧迫している返済額を調整することで、家計の安定を図れます。
3. 返済日と残高管理が劇的に楽になる
「月3回の返済日が1回になる」だけで、入金忘れのミスが防げるようになります。また、借入残高が一つになるため、完済までの道のりが可視化され、モチベーションの維持にも繋がります。
4. 総量規制の「例外」として扱われる
通常の消費者金融カードローンは年収の3分の1までしか借りられませんが、おまとめローンは「顧客に一方的有利となる借り換え」として総量規制の例外に該当します。そのため、すでに年収の3分の1近い借入がある場合でも、審査に通れば利用が可能です。
知っておくべき注意点とデメリット
メリットばかりに目を向けるのではなく、以下のリスクも必ず確認しておきましょう。
返済期間が長くなると総支払額が増える: 毎月の返済額を減らしすぎると、完済までの期間が延び、結果として支払う利息の総額がおまとめ前より増えてしまうことがあります。
追加の借り入れができなくなる: おまとめローンは「返済専用」の商品が多いため、カードローンのように途中で引き出すことはできません。
審査が厳しくなる傾向がある: 借入額が高額になるため、通常のローンよりも「安定した収入」や「これまでの支払い実績」が厳しくチェックされます。
おまとめローンの審査に通るための対策
審査に通過し、好条件で契約するためのポイントは3つです。
1. 現在の支払いを絶対に遅延させない
審査において最も重視されるのは、現在の支払い状況です。直近数ヶ月以内に延滞がある場合は、審査通過が非常に難しくなります。
2. 借入件数をこれ以上増やさない
おまとめを決意したら、新しいカードローンに申し込むのは控えましょう。「多重債務者」としての懸念を強めてしまいます。
3. 虚偽の申告をしない
年収や他社借入額を少なく申告しても、信用情報の照会ですぐに判明します。正確な数字を伝え、誠実な姿勢を見せることが信頼に繋がります。
失敗しない「おまとめローン」の選び方
どの金融機関を選ぶべきかは、あなたの現在の状況によって異なります。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
| 銀行系 | 金利が低く、信頼性が高い。審査は厳しめ。 | 安定した収入があり、大幅な利息軽減を目指す方 |
| 消費者金融系 | 審査スピードが早く、柔軟な対応。金利は銀行より高め。 | 早期の解決を希望し、利便性を重視する方 |
| ろうきん等 | 非常に低金利。組合員などの条件がある。 | 条件に該当し、時間をかけて手続きができる方 |
まとめ:完済への第一歩は「現状の把握」から
おまとめローンは、多重債務という出口の見えないトンネルから抜け出すための「地図」になります。しかし、一本化した後に「枠が空いた」と錯覚して追加で借り入れてしまっては意味がありません。
「必ず完済する」という強い意志を持ち、シミュレーションをしっかり行った上で利用を検討しましょう。
まずは、現在の「借入総額」「平均金利」「毎月の最低返済額」を紙に書き出し、一本化した場合にどれだけ楽になるかを確認することから始めてみませんか?