自宅?それとも安置施設?葬儀まで1週間待つ場合に最適な「安置場所」の選び方と注意点
「火葬場の空き待ちで葬儀まで1週間かかる」と言われたとき、真っ先に考えなければならないのが**「どこで、どのようにお体を安置するか」**という問題です。
住み慣れた自宅で家族水入らずの時間を過ごしたいという願いがある一方で、衛生管理やスペースの問題から専門施設を選ぶべきか迷う方も多いでしょう。1週間という長期安置を前提とした場合、安置場所の選択は、ご遺族の負担や葬儀費用にも大きく影響します。
この記事では、自宅安置と安置施設のメリット・デメリットを比較し、後悔しない場所選びのポイントと注意点を詳しく解説します。
安置場所の主な選択肢
亡くなってから葬儀までの安置場所は、大きく分けて以下の3つの選択肢があります。
自宅安置:故人を住み慣れた我が家へ連れて帰る。
葬儀社の安置施設:葬儀社が管理する専用の個室などで安置する。
火葬場の保管庫(預かり安置):火葬場に併設された施設で預かってもらう。
自宅安置:住み慣れた家で過ごす最後の時間
メリット
最期まで家族一緒に過ごせる:時間に縛られず、夜通し付き添いやお声がけができます。
施設利用料がかからない:1日あたり数千円〜数万円かかる施設使用料を節約できます。
弔問客に対応しやすい:近所の方や親しい友人がお別れに来る際、柔軟に対応できます。
デメリットと注意点
徹底した室温管理が必要:エアコンを常に18℃以下などの低温に設定し、直射日光を遮る必要があります。
スペースの確保:お布団(または棺)を置くスペースに加え、枕飾りのセットを置く場所が必要です。
搬入経路の確認:マンションのエレベーターや狭い階段など、棺が通れるかどうかの確認が必須です。
安置施設:専門設備による安心感
メリット
保全状態が安定している:専用の冷蔵設備や空調が整っており、1週間の長期安置でもお体の変化を最小限に抑えられます。
遺族の負担軽減:弔問客への対応や室温管理に気を揉む必要がなく、葬儀までの間に遺族が自身の休息を取ることができます。
近隣への配慮が不要:マンションの規約や近所の目が気になる場合でも、安心して預けられます。
デメリットと注意点
施設利用料が発生する:1週間となると、利用料だけで数万円〜十数万円の加算になることがあります。
面会時間の制限:施設によっては面会時間が決まっていたり、事前に予約が必要だったり、あるいは付き添いが一切できなかったりする場合があります。
1週間の安置場所を選ぶための判断基準
どちらを選ぶべきか迷った際は、以下の3つのポイントで判断しましょう。
1. 季節と部屋の環境
冬場であれば、暖房を切り、窓を閉め切ることで自宅安置のハードルは下がります。しかし、夏場はどれだけエアコンを強めても限界があるため、お体の保全を最優先にするなら専門施設の冷蔵安置が推奨されます。
2. 「付き添い」の希望があるか
「最期の夜までひとりにしたくない」という強い希望がある場合は、自宅か、あるいは24時間付き添い可能な専用の安置室を探す必要があります。火葬場の保管庫などは、一度預けると葬儀当日まで顔が見られないケースも多いため注意が必要です。
3. マンション・アパートの規約
集合住宅の場合、管理規約で「ご遺体の搬入」を制限しているケースがあります。また、エレベーターのサイズによってはお体が入り切らないこともあるため、事前に葬儀社によるプロの確認が不可欠です。
1週間を「自宅」で過ごす場合のチェックリスト
もし自宅安置を選んだなら、以下の準備を整えましょう。
冷房設備の点検: エアコンが正常に動くか、リモコンの電池は切れていないか。
ドライアイスの補充計画: 葬儀社に毎日(または1日おきに)来てもらうスケジュールを組む。
布団の用意: 故人が愛用していたもの、または新しい敷布団を用意する。
近隣への挨拶: 状況に応じて、葬儀社の車両が停まることなどを伝えておくとスムーズです。
まとめ:状況に合わせた「最善の選択」を
葬儀まで1週間という時間は、故人と向き合うための大切な時間です。
家族の時間を最優先し、費用を抑えたいなら「自宅」
お体の状態を完璧に保ち、遺族の休息も確保したいなら「安置施設」
どちらが正解ということはありません。ご家族のライフスタイルやお体の状態、そして予算を総合的に判断して、後悔のない場所を選びましょう。
亡くなってから葬儀まで1週間かかる理由は?待機期間の過ごし方と準備の進め方