キッチンの排水口つまりを自力で直す!お湯と重曹を使った解消法と予防のコツ


「洗い物をしていたらシンクに水が溜まってきた…」「排水口から嫌な臭いがする」

キッチンの水回りで起きるトラブルは、家事の手を止めてしまう厄介な問題ですよね。特に「つまり」は、放置すると階下への漏水や、配管全体の交換といった大きな工事につながるリスクもあります。

しかし、軽度の詰まりであれば、わざわざ専門業者を呼ばなくても、家にある「お湯」と「重曹」を使って驚くほど簡単に解消できることをご存知でしょうか?

この記事では、キッチンの排水口がつまる原因の特定から、具体的な掃除手順、そして二度と詰まらせないための日頃のメンテナンス術まで、初心者の方でも分かりやすく徹底解説します。


1. なぜ詰まる?キッチンの排水管トラブルを引き起こす3つの原因

まずは「敵」を知ることが解決への近道です。台所の流れが悪くなる理由は、主に以下の3つに集約されます。

油汚れの蓄積(ラード状の固まり)

キッチンの詰まりの原因、その8割以上は「油」です。フライパンや皿に残った少量の油が排水管の中で冷えて固まり、そこに食材カスや洗剤カスが吸着します。これが繰り返されることで、配管の内側にまるで血管泥(プラーク)のような分厚い層ができ、水の通り道を塞いでしまうのです。

食材カスとヌメリ(バイオフィルム)

三角コーナーをすり抜けた細かな野菜屑や、排水トラップに付着したヌメリも大きな要因です。雑菌が繁殖してできるドロドロとしたヌメリは、粘着性が高く、他のゴミを絡め取って大きな塊へと成長させます。

固形物の落下

スプーンやフォーク、洗剤のキャップ、あるいは輪ゴムといった固形物を誤って流してしまうケースです。これらは薬品では溶かせないため、物理的に取り除く必要があります。


2. 徹底解説!お湯と重曹(+クエン酸)を使った解消ステップ

化学反応の力を借りて、安全に、そして安価に詰まりを解消する方法をご紹介します。

用意するもの

  • 重曹(炭酸水素ナトリウム): カップ1/2程度

  • クエン酸(またはお酢): カップ1杯程度(重曹の2倍が目安)

  • お湯: 2〜3リットル(温度は50〜60度を厳守。熱湯は配管を傷めます)

作業手順

  1. ゴミ受けカゴを外す: 排水口のフタとゴミ受けカゴを取り出し、見える範囲のゴミを取り除きます。

  2. 重曹を振りかける: 排水口の周りや、奥の配管に向けて重曹をまんべんなく振りかけます。

  3. クエン酸をかける: その上からクエン酸(またはお酢)を注ぎます。シュワシュワと泡が発生しますが、これは二酸化炭素なので無害です。

  4. 放置する: 泡が汚れに浸透するまで、30分〜1時間ほどそのまま置きます。

  5. お湯で一気に流す: 最後に50〜60度のお湯をゆっくりと注ぎ込みます。この温度が、固まった油を溶かすのに最も適しています。


3. それでも流れない時の「裏ワザ」:タオルとお湯の圧力法

重曹でも太刀打ちできない場合、水の「圧力」を使って押し出す方法があります。

  1. 排水口にタオルを隙間なく詰め込み、栓をします。

  2. シンクに60度弱のお湯を、シンクの半分くらいまで溜めます。

  3. 詰めたタオルを一気に引き抜きます。

溜まったお湯の重み(水圧)が一気に配管へかかることで、途中で止まっている汚れの塊を押し流してくれます。


4. 業者に頼むべきタイミングと費用の目安

自力で対処しても改善しない、あるいはシンクの下の収納スペースまで水が漏れてきている場合は、プロの出番です。

修理費用の相場(目安)

  • 軽作業(薬品洗浄・トーラー作業): 8,000円 〜 15,000円

  • 高圧洗浄(配管全体の清掃): 25,000円 〜 50,000円

「見積もり無料」を謳いつつ、現場で高額な追加料金を請求する悪質な業者も存在します。必ず、**「水道局指定工事店」**の資格を持つ地元の業者を選び、作業前に書面で見積もりをもらうようにしましょう。


5. 二度と詰まらせない!プロが教える予防のコツ

修理が終わった後が、本当のスタートです。快適なキッチンを維持するための3つの習慣を取り入れましょう。

油は「拭き取ってから」洗う

フライパンやカレーの鍋などは、洗う前に古い布やキッチンペーパーで汚れを拭き取ってください。これだけで排水管への負荷は激減します。

週に一度の「お湯流し」

週末の片付けが終わった後、洗い桶1杯分くらいの50度程度のお湯を一気に流す習慣をつけましょう。配管内に付着し始めたばかりの油をリセットする効果があります。

排水口ネットの活用

網目の細かい不織布タイプの水切りネットを使用し、微細な食材カスも逃さないようにしましょう。


まとめ

キッチンの排水口つまりは、日々の生活のサインです。

まずは「重曹とお湯」という環境にも財布にも優しい方法から試してみてください。大切なのは、異変を感じたら「すぐに」対処すること。水の流れが少しでも良いうちに対処すれば、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

もし、この記事の方法を試しても解決しない頑固な詰まりにお困りであれば、お近くの信頼できる水道業者へ相談してみるのが、結局は一番の近道になるかもしれません。


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