否定文で「also」はNG?「〜もまた…ない」を正しく伝える either / neither の使い方完全ガイド
「『私もそれが好きじゃない』と言いたくて、"I also don't like it." と言ったら、なんだか相手に違和感を持たれた気がする……」
「肯定文の『〜も(also)』はわかるけど、否定文の時はどうすればいいの?」
「either と neither の違いがいまいち整理できていない」
英語を学習していると、意外な落とし穴になるのが「否定文での『〜もまた』」という表現です。日本語では、肯定でも否定でも「〜も」の一言で済みますが、英語では明確なルールが存在します。
特にビジネスやフォーマルな場において、この使い分けを間違えると、意味は通じても「不自然な英語」という印象を与えてしまい、信頼感に影響することも。
この記事では、否定文における「〜もまた…ない」の正しい伝え方を、either と neither の使い分けを中心に詳しく解説します。この記事を読めば、もう二度と「否定文の also」で迷うことはありません。
1. なぜ否定文で「also」や「too」を使ってはいけないのか?
結論から言うと、英語の also、too、as well は基本的に「肯定文」で使われる言葉です。
肯定文(〇): I like coffee. I also like tea. / I like tea, too.
否定文(×): I don't like coffee. I also don't like tea.(不自然)
否定文(don't / can't / never などが含まれる文)で「〜もまた…ない」と言いたい時には、専用の単語である either または neither を使うのが鉄則です。
2. 文末に置くだけ!「either」の正しい使い方
最も一般的で、初心者の方でもすぐに使いこなせるのが either です。
基本の形: [否定文], either.
「either」は文末に置くのが基本ルールです。前の文章を受けて、「(私も、それも)〜ではない」と付け加える役割を果たします。
例文1(日常会話):
A: I don't eat meat.(私は肉を食べません。)
B: I don't eat meat, either.(私もまた、肉を食べません。)
例文2(ビジネス):
The first plan was not effective. The second plan was not successful, either.
(最初の計画は効果がなかった。2番目の計画もまた、成功しなかった。)
「Me too」の否定版は?
相手の否定的な意見に「私もです(私もそうではありません)」と同意する場合、カジュアルな場では 「Me neither.」 もしくは 「I don't either.」 と言います。
※「Me too.」は肯定文にしか使えないので注意しましょう。
3. 少し上級者向け?「neither」の使い方と倒置
neither は、それ自体に「〜もまた…ない(not + either)」という否定の意味が含まれている単語です。そのため、文中で not と一緒に使うことはありません。
相手への返答で使う
相手の否定文に対し、短く答える時に非常に便利です。
A: I can't swim.(私は泳げません。)
B: Neither can I.(私もまた、泳げません。)
ここで注目したいのは、Neither + [助動詞/be動詞] + [主語] という語順(倒置)になる点です。これが使いこなせると、一気に英語の中級者感が増します。
「neither A nor B」の形
「AもBもどちらも〜ない」という強い否定を表す際によく使われる熟語です。ビジネス契約書やプレゼンで、選択肢を絞り込む際によく登場します。
例文: Neither the manager nor the staff knew about the issue.
(マネージャーもスタッフも、その問題について知らなかった。)
4. either と neither の使い分けチェックリスト
どちらを使うべきか迷った時は、以下の表を参考にしてください。
| 特徴 | either | neither |
| 文の種類 | 否定文(notがある文)と一緒に使う | 肯定の形(notがない文)で否定を表す |
| 置く場所 | 文末 | 文頭(倒置が起こる) |
| ニュアンス | 一般的・口語的 | ややフォーマル・強調 |
| 例文 | I don't know, either. | Neither do I. |
5. ビジネスで「also」の代わりに使える知的な言い換え
否定的な文脈が続くビジネスメールなどで、単調さを避けるためのテクニックもあります。
単に "don't ... either" を繰り返すのではなく、以下のような表現を混ぜることで、知的な印象を与えることができます。
Furthermore, [否定の内容]
「さらに、(これこれの条件も)満たしておりません」
In addition, [否定の内容]
「加えて、(こちらのサービスも)対象外となります」
これらは「also」のような働きをしますが、文頭に置く接続詞として機能するため、否定文の中でも違和感なく使用できます。
6. まとめ:否定文の「また」は either で解決!
いかがでしたでしょうか?「〜もまた」を英語で表現する際は、その文が「肯定」か「否定」かを見極めることが最初のステップです。
肯定文なら: also, too, as well
否定文なら: either(文末)
短く格好よく答えるなら: Neither do I / Neither can I.
このルールを意識するだけで、あなたの英語はぐっと自然になり、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションもスムーズになります。
まずは、身近な否定文に "either" を添えることから始めてみてください。小さな意識の積み重ねが、正確で信頼される英語力を形作っていきます。
「また」を英語で何と言う?状況別の使い分けとネイティブが使う自然な表現