ビジネス英語で「In addition」ばかり使っていませんか?接続詞のバリエーションで知的印象を与える方法


「英語のメールやプレゼンで、付け加えの表現がいつも『In addition』になってしまう……」

「もっと語彙力を増やして、知的なビジネスパーソンだと思われたい」

「文脈に合わせて、より適切な『さらに・また』を使い分けたい」

ビジネスの場において、言葉選びはその人の専門性や信頼性を映し出す鏡のようなものです。特に、情報を論理的に補足する「接続詞」の使い方は、文章の読みやすさだけでなく、相手に与える「プロフェッショナルな印象」を大きく左右します。

いつも同じ「In addition(加えて)」ばかりを使っていると、文章が単調になり、表現が幼く見えてしまうリスクもあります。

この記事では、ビジネス英語の質を劇的に高める「また・さらに」のバリエーションを徹底解説します。状況に応じた最適な言葉を選べるようになることで、あなたの英語はより説得力を持ち、知的な響きへと進化するはずです。


1. なぜ「接続詞」のバリエーションが重要なのか?

英語には「同じ言葉の繰り返しを避ける(パラフレーズ)」という文化があります。特にビジネスシーンや学術的な場では、同じ接続詞を何度も使うと「語彙力が乏しい」と見なされることも少なくありません。

適切な接続詞を使い分けることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 情報の重要度が伝わる: どの情報を強調したいのかが明確になる。

  • 論理構成がスッキリする: 文章の「つなぎ」がスムーズになり、読み手の負担が減る。

  • 信頼感が増す: 状況に応じた丁寧な表現を使うことで、相手への敬意が伝わる。


2. 【脱・マンネリ】ビジネスで使える「また・さらに」の代替表現

「In addition」の代わりとして、どのような表現があるのかをカテゴリー別に見ていきましょう。

情報を対等に付け加える「Also / Additionally」

「In addition」に最も近く、使い勝手が良いのがこれらの表現です。

  • Additionally(加えて): In additionとほぼ同じ意味ですが、文頭で使うとスマートです。

  • Also(また): 文頭で使う場合はカンマを伴い(Also, ...)、文章を補足する際に非常に便利です。

前の内容をさらに強調する「Moreover / Furthermore」

単に付け加えるだけでなく、「さらに重要なことに」「しかも」と、一歩踏み込んだニュアンスを出したい時に最適です。

  • Moreover(さらに・その上): 前述の内容を肯定しつつ、さらに強力な根拠を添える際に使います。

  • Furthermore(さらに・加えて): 論理的なプロセスを経て、さらに情報を上乗せする場合に使われる、非常に知的な響きの表現です。

箇条書きや手順を説明する「Plus / What's more」

少しだけ親しみやすさを出しつつ、テンポよく情報を伝えたい時に役立ちます。

  • Plus(それに・あと): ややカジュアルなビジネス会議などで「あと、これも重要です」と付け加える際に使われます。

  • What's more(さらに驚くべきことに): 相手の興味を惹きつけたい時、プラスアルファの価値を伝える時に効果的です。


3. 実践!メールや資料で差がつく使い分け例文

具体的なシチュエーションで、どのように使い分けるのが正解でしょうか。

ケースA:新しい提案を補足する(論理的)

「このプランはコスト削減に寄与します。さらに(Furthermore)、作業効率も20%向上します。」

This plan contributes to cost reduction. Furthermore, it will improve operational efficiency by 20%.

ケースB:会議で追加の意見を述べる(強調)

「システム導入は完了しました。また(Moreover)、チームメンバーへの研修も既に始まっています。」

The system implementation is complete. Moreover, training for team members has already begun.

ケースC:補足資料の送付(丁寧な付け加え)

「見積書を添付します。また(Additionally)、参考までに昨年の実績資料も同封いたします。」

I have attached the quotation. Additionally, I have enclosed the performance data from last year for your reference.


4. 知的な印象を与えるための「配置」のコツ

接続詞はその言葉自体だけでなく、「どこに置くか」でも印象が変わります。

多くのビジネスパーソンは文頭に接続詞を置きがちですが、あえて文の中に組み込むことで、より洗練された印象を与えることができます。

  • 初級: Moreover, we should consider the risks.

  • 上級: We should, moreover, consider the risks.

このように、主語の直後に挿入することで、文章のリズムが良くなり、よりネイティブに近い「こなれた」英語表現になります。


5. 否定文や「反対の付け加え」に注意

「また〜ない」と言いたい時は、接続詞の選び方に注意が必要です。

例えば、「Aも良くないし、Bもまた良くない」という場合は、「Neither」 や 「Nor」 を検討しましょう。ビジネスの契約や条件交渉では、これらの否定の接続詞を正確に使うことが、誤解を防ぐ鍵となります。


6. まとめ:言葉の引き出しを増やしてキャリアを加速させる

ビジネス英語における「接続詞」は、単なる文章のつなぎ目ではなく、あなたの思考の鋭さを伝えるツールです。

  1. 基本は「In addition」や「Additionally」で丁寧に。

  2. 強調したい時は「Moreover」や「Furthermore」を投入。

  3. リズムを変えたい時は、文の中に配置してみる。

これらを意識するだけで、あなたの英語メールや発言は見違えるほど知的で説得力のあるものに変わります。

完璧を目指す必要はありません。まずは明日のメールで、いつもの「In addition」を「Additionally」や「Moreover」に一つ変えてみることから始めてみませんか?その小さな積み重ねが、グローバルな場での確かな信頼へと繋がっていくはずです。


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